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2014.07.07 Monday

ちょっといいこと

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    あと二週間もすれば夏休みだなんて。

    娘ふたりが小学生になり、PTAの役員にもなっちゃって学校へ行く機会が増えています。
    顔を見せると喜んでくれるのは今のうち、がんばろうと思うけど。

    そんな中、我が家にちょっといい事がありました。
    いやちょっとじゃないな、すごくいい事です。

    新しいダイニングテーブルがやって来たのです。

    「我が家」なんでいう言い方は分不相応な感じがして普段は使わないのだけど、
    チェリーの無垢で作られたずっしりとした佇まいは、そう呼ぶに相応しい立派なものです。

    今までのものは私が学生時代、千葉パルコのリサイクルショップで2000円くらいで買ったもの。
    明るい色合いの伸縮式、妹との二人暮らしのときにもたくさん活用したし、
    3センチ程の寄木の天板は、ランダムな革のカットの時に平行を出すのにとっても便利でした。
    そこでたくさんの作品を生み出してきたし、
    娘たちがくちゃぐちゃと離乳食も食べてきたから、なかなかに思い入れがあります。

    でもとにかく小さい。
    こどもが大きくなるにつれ益々小さい。

    家族でお鍋を囲めばキツキツで、補助台が必要。
    私が何かしていたら子供たちは何も出来ないし、
    子供たちが何かをはじめたら私は片付けするしかない。
    誰かが遊びに来てくれた時にはキャンプのテーブルを出して座ってもらっていました。

    だからずっと大きなテーブルが欲しかったのです。
    そしてずっとずっと使えるものを。

    デザインを志すようになった頃から、雑誌やインテリアショップにある素敵な家具を眺めては、
    こんな高価なもの普通の人買えないよなと思いつつ、でもいつかは私もと憧れていましたが、
    ついに清水の舞台から飛び降りてしまいました。

    削りだされたばかりの無垢の木は本当にいい香り。
    自然の中で悠々と育った木が今ここにあるなんて、そう思うだけで感謝の気持ち、
    大切にしようと心から思います。

    私は少なくともこれを30年、こどもに受け継いで60年使いたい。
    もしかしたらその先だって。
    毎日の晩酌もいいけど、こういう贅沢の仕方もいいよね、
    私はそういう生活をしたい、ってずっと思ってきました。

    でも私がどうしてもこんなテーブルが欲しかったのは、家具屋で働いていたから。
    職人さんがどれだけの時間や愛情をかけてその家具を生み出しているかということを、ずっと見て来ました。
    ひとつの家具を作るのには本当にたくさんの工程があって、
    そのどこにも手は抜かない、抜けない、魂のこもった家具。
    しかも心を込めているのは職人さんだけではない。

    確かに○十万という金額は高いです。
    だけれど本当は全然高くない。
    今はなんでもお手軽なものが手に入るけれど、それとは全く別の価値観で作られています。

    もし使う人にとって「こんなものをこれくらいの値段で欲しい。」というところからものづくりをしなければならないとすると、
    残念ながらそれをつくる人は、分かり易く時給に例えるなら500円以下で働かなければ成り立たないんじゃないかな。
    家具だけじゃない、例えば縫製に関していえば200円きるかも。
    そうなると日本でものづくりをすることは不可能。
    真剣にいいものをつくろうと思うほど、仕事としては成り立たない。
    実際多くは海外に流れて、そこでも過酷な労働環境をつくりだし、粗雑なものが生み出される。

    でもそうではないものを愛する人もたくさんいて、最近また見直され増えてきていると思う。
    価値はどこにあるのか。
    価値をどう伝えるのか。

    私もそうありたい。



    話は変わるけど、私達夫婦はよく喧嘩をします。

    彼はせっかちで私はのんびり、彼はブラインドが好きだけど私はカーテンが好き、
    全くタイプが違っている上にお互いにこだわりがあり、
    自分の意見はきちんと言うべきと思っているからついついぶつかってしまいます。
    近くにいる家族や友達はよく知っていて恥ずかしくなっちゃうくらい。

    でも最近それじゃあいけないなあ、って身にしみるようになりました。
    下の娘はものすごくこだわりの強い子です。
    まだ一年生、例えつじつまが合わなくても周りの提案や意見に対してすべて反対意見をぶつけてきます。
    正直、とっても面倒くさい。。
    でもこれって親を真似してるんだよね。。
    このまま大きくなったらこの子は一体どんな大人になってしまうんだろう??
    信念をもつことは大切だけど、柔軟さを身につけないと、一人ぼっちで淋しい思いをするんじゃないかって。
    誰かと何かを成し遂げる楽しさも知らずに。

    それに子供達も大きくなってきて、ちっさな事でけんかしてる場合じゃなくなってきました。
    年齢的にも家族が病気や怪我をしたり、もっと話合わなければならないことたくさんです。

    「刺激し合えるふたりっていいね。」なんても言ってもらえるけど、家庭にはやっぱり刺激より安らぎが欲しいんです。


    でもそんなふたりが先月、ついに結婚10周年を迎えたんです。

    これは本当に嬉しかったなあ。

    「いろいろぶつかるけど、めでたく10年経ってよかったね。」
    ってふたりで乾杯しました。

    6月は彼の誕生日も重なるので、Tシャツをリクエストされた私は買い物に行きました。
    果たして彼の好みに合うTシャツを見つけられるのかドキドキしたけれど、
    それよりドキドキしたのはメッセージカードを選ぶ時。
    「どれにしますか?」ときかれて、
    「このグリーンのシンプルなのがいいです。」って普段なら言うところ、
    「うーん、このハートにしようかな、いやでもな、、、うーーん、、どうしよう、、、やっぱり、ここはハートで!!」
    ここも清水の舞台から飛び降りるみたいでした。

    店員さんは、「知らんわい!」と思ったことでしょう。
    そんなこととは露知らず、赤いハートのカードは紙袋の中に置き去りにされていたけど。

    ハートのカードくらいさらりと選べるくらい、女性には可愛げが必要なのかも、と最近思ったりもします。
    出来れば「(≧∇≦)」みたいな絵文字が使えると更にいいのかな?
    どうもきゃぴっと出来ない性分です。


    こんなふたりがやって来られたのも、家族や友達が居てくれたおかげだなあ、って思う。
    子供はいつも自然にそこに居てくれるし、もうだめだ!!っていう時は神がかり的に引き寄せさせるんです。

    友達は「まあまあ、まあまあ。」って言って一緒に飲んでくれます。
    そこにどれだけ助けられたことか。

    先週も、そんな友達が皆で家に遊びに来てくれました。
    美味しいお料理と、旬のお野菜やおつまみをたくさん持って。
    こどもが8人、大人が10人、狭い家はパンパンでした。

    大人が10人囲んでも、新しいダイニングテーブルはビクともしなくて、まさに本領発揮。
    椅子はまだ足りてなくて、友達がベンチやガーデンチェアを持ってきてくれました。

    それにしても皆お料理上手なんだよなあ。

    夫も友人が釣ってくれた大きなお魚をさばいて塩釜としゃぶしゃぶを作ってくれました。
    男性のお料理する姿はやっぱり格好いい。



    さて古いテーブルが何処にいったかと言うと、綺麗に裏側のネジまで磨き直して、
    ミシンの部屋に持って行き、ロックミシンを載せました。
    結局値段は関係ない、気に入って買ったものは、かならず次の居場所が見つかる。

    ものを大切に使っていくこと、お気に入りのものがひとつずつ増えていくのは幸せなことです。


    なんだかひとつずつ心配事が増えている様に感じる日本だけど、

    ただこんな風に生活を愛しみ、仕事をし、家族や友達と幸せに暮らせることへの感謝を持ち続けられる国であって欲しい。

    願うばかりでなく何か出来ることはないのかな、って改めて思う7月のスタートでした。

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